キックオフ県政2010年 Page4

子供と接する時間を増やす仕組みを作っていくことで、
先生と子供、先生と親との信頼関係は強い関係に変わっていくと思います。

「教育現場の課題と改善」

 様々な課題がありますが、まず課題を改善するための前提としていなければいけないことは、どの立場の人もまずは責任転嫁をしないことだと思います。親が先生のせいにしたり、先生が職場のせいにしたりするのではなく、まずは現実を受け止め、それに対して対応していくという地道な作業をする中で、課題の改善を目指していく必要があると強く感じています。教育というのは目上の人であったり先生であったり、人を敬う事からはじまると思います。なんだかんだ言いましても教えてもらう立場である子供達には、やっぱり先生に対して感謝をしつつ学校生活を送ってほしいと思います。

 当然、敬ってもらう先生の質の問題も出てきます。ここでいう質とは出来るだけ多くの子供に愛されているかです。優しさだけではなく、厳しい事言うけれど「あの先生の言う事だから」と子供に納得させられる人間であるかどうか。うわべだけでは子供の鋭い感性が見抜きますから、先生も大人として、人間として、世間一般人として当たり前の事が出来るような人間でないと効き目がありません。それを踏まえた上で私が思う課題とは、先生の視野が狭くなってしまう傾向にある点です。 先生はもう少し視野を広げて子供たちを見てあげてほしいと思うのです。

 例えば課外活動で神輿を担いでいる姿を見せてあげたりすることで、子供に新しいことを知る喜びを感じてもらうことが大事だと思います。 そういう体験は大人になっても忘れない貴重な体験になり、成長の糧となります。 そのためには先生が子供に掛けられる時間を捻出する仕組みが必要です。 現在の教育現場では資料作りに大変な時間がかかります。 これもっと簡素化することで子供に掛けられる時間を捻出することはできると思うのです。

 子供と接する時間を増やすことを何よりも優先して動かなければ、先生と生徒、親と先生の強い信頼関係を構築することはできないのではないのでしょうか。 子供の良さを引き出す事と同じように、先生の良い所を見出していける地域の環境を作っていかなければいけないと思います。