
2009年2月27日この指とまれ
前回の続きで、本県の教員採用試験制度についてお伝えします。教員採用試験(横浜・川崎教育委員会採用を除く)には第一次試験と第二次試験があり、基本的に第一次では筆記と集団面接、第二次では模擬授業、個人面接、論文および実技試験を実施しています。
また、優れた人材を幅広く確保する視点から、採用時の満年齢40歳未満を対象とした一般選考に加えて、様々な特別選考を実施しています。
特別選考には、
1.公立学校の正規教員としての勤務経験をもつ方を対象とする「正規教員経験者」
2.県内公立学校で臨時的任用職員としての勤務経験をもつ方を対象とする「臨時的任用職員経験者」
3.民間企業や官公庁などで常勤社員・職員としての勤務経験をもつ方を対象とする「社会人経験者」
4.スポーツ、芸術の分野で特に秀でた技能・実績を有する方を対象とする「スポーツ・芸術実績者」、
そして
5.英語の検定試験において一定のスコアや級を有する方を対象とする「英語資格所有者」があります。
いずれも経験年数等の受験資格に条件がありますが、第一次試験における筆記試験の一部または全部を免除し、代わって論文試験を実施するなどの選考方法がとられています。
さらに、「英語資格所有者」を除く特別選考では、受験年齢制限が採用時の満年齢で60歳未満になっており、より幅広く人材を求めています。
教員の仕事は大変ではありますが、未来を担う人材を育てる夢のある仕事です。
ぜひ多くの方々が特別選考試験にチャレンジし、神奈川県の教員になってもらい、培った経験を活かしてほしいと思います。
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